スチール・ドクターブレード

画像_スチール・ドクターブレード01

ドクターブレードに使われる一般的な素材は、スチール=鋼(ハガネ)です。鋼はカミソリやナイフなどの刃物に使用される代表的な素材です。ドクターブレードは切断する刃物ではありませんが、余分な液をカキトルという役目からすると鋼を使用することは理にかなっています。グラビアロール全長にわたり均一にドクターブレードの刃先先端を接触させるためには、素材にしなやかさが必要です。またドクターブレードに掛かる圧力に耐える剛性も必要です。しなやかさと剛性。一見相反するような性質を鋼は兼ね備えています。

ドクターブレード用素材として、SK(エスケー:炭素工具鋼)SUS(サス:ステンレス鋼)Velbo(ベルボ:ハイグレード炭素工具鋼)をご用意しております。
SKもSUSもVelboもすべてスチール(鋼)の仲間です。
“SK”の“S”はSteelの頭文字、“K”はKougukou(工具鋼)の頭文字です。“SUS”の最初の“S”はSteel、“U”はSpecial Useの“U”最後の“S”はStainlessの“S”です。“Velbo”は弊社独自の素材名称です。

画像_スチール・ドクターブレード02

素材の使い分けは、水性塗液か有機溶剤塗液かで判断します。SKは錆びやすい性質があるため水性塗液にはSUS420をお勧めいたします。有機溶剤塗液に場合はすべてのスチールが使用可能です。VelboはSKをベースにバナジウムやモリブデンを添加し、さらに不純物を最小限に抑え、金属組織を微細にすることによって、耐摩耗性能を向上させました。
ドクターブレード用の素材は、いずれも熱処理が施されております。いわゆる焼入れです。いったん高熱にさらし、急冷させることで組織変化を起こさせ硬度を上げます。SUS420も焼入れされております。熱処理していない素材としてはSUS301がございます。
SUS301は熱処理に欠かせないC(炭素)量が少なく、焼入れができません。その代り、C量が少ないことで錆びにくい性質を持っています。SUS301は熱処理が施されておりませんが、圧延硬化という方法で、ばね性を持たせています。バックアップブレードに主に使用されています。

材質 厚み(mm) 幅(mm) 長さ 刃先形状
SK 0.15
0.2
0.25
0.3
10〜60
ご指定寸法
(1mm刻み)
ご指定寸法
(1mm刻み)
段付+ラウンド(丸エッジ) 画像_段付+ラウンド(丸エッジ)
段付+ベベル(角度付エッジ) 画像_段付+ベベル(角度付エッジ)
SUS420 テーパー+ラウンド(丸エッジ) 画像_テーパー+ラウンド(丸エッジ)
テーパー+ベベル(角度付エッジ) 画像_テーパー+ベベル(角度付エッジ)
Velbo 0.15
0.2
ラウンド(丸エッジ) 画像_ラウンド(丸エッジ)
リバースアングル(逆エッジ) 画像_リバースアングル(逆エッジ)
ストレート 画像_ストレート
ベベル(角度付エッジ) 画像_ベベル(角度付エッジ)
SUS301 0.15
0.2
0.25
0.3
10〜60
ご指定寸法
(1mm刻み)
ご指定寸法
(1mm刻み)
テーパー+ラウンド(丸エッジ) 画像_テーパー+ラウンド(丸エッジ)
テーパー+ベベル(角度付エッジ) 画像_テーパー+ベベル(角度付エッジ)
ラウンド(丸エッジ) 画像_ラウンド(丸エッジ)
ストレート 画像_ストレート
ベベル(角度付エッジ) 画像_ベベル(角度付エッジ)
画像_スチール・ドクターブレード03